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世界最高の語学学習サービスを作る

世界最高の語学学習サービスを作るまでの道のりとダイエットの道のりを綴ります。

登録ユーザーのうち7割が海外から~Lang-8の集客方法~

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(図は2012年8月度ののGoogle Analyticsのキャプチャ)


現在Lang-8は月間200以上の国と地域(Google Analyticsより)からアクセスされており、
登録ユーザーさんの7割が日本人以外(正確には日本語ネィティブ以外)から構成されています。

今日は如何にしてLang-8が海外からのユーザーさんを増やしてきたか、について書きたいと思います。
色々試してきたのですが、その中で比較的効果の良かったものを。

ちなみに、ここ2,3年は宣伝をする余裕がなく、内容は古いものだったりするかもしれません。
現在も使えるものもある程度あると思いますが。

前提~サービスの事情に合った戦略~

Lang-8は相互学習なので、相手がいないと成り立ちません。
そこで、サービス立ち上げ当時は以下のことを考えていました。
「会社が日本にあるので日本人のユーザーさんを増やすのは他の国と比較したら簡単だろうから、まずは海外のユーザーさんを増やさないと。」

そこで日本では出来るだけ露出しないようにして、その間出来るだけ海外のユーザーさんを増やすことにしました。

また、まずは軸を作ることが大事なので、海外から日本語を学習しているユーザーさんを集めることにしました。
そうすると日本語-英語、日本語-中国語といったLanguage Exchangeの軸が出来ます。
日本での宣伝は気合で何とかなるかなと。

1, 日本のことを英語で紹介しているブログに取り上げてもらう。

まず、日本のことを英語で紹介しているブログを探します。
そのブログの読者は英語ネィティブで日本に関心がある人達で、その人達の中には日本語を勉強したい人もいるだろう、
という予測が立ちます。

これはターゲットに合わせて「中国のことをスペイン語で紹介しているブログ」等と置き換えて下さい。

さらにalexa.comなどを使って調べて、ある程度アクセスのあるブログをリストアップしていきます。
ブラウザのブックマークレットやアドオンで、簡単にそのブログのアクセスが分かるようにしておくと効率が良いです。

100件くらいリストアップをして、そのブログの著者の方に、
「こうこうこういうサービスを作っているのですが、良かったら取り上げてくれませんか?」
とメールを出していきます。
すると、中には取り上げてくださるブログがあって、そこから海外のユーザーさんが高いコンバージョン率で登録してくれました。

メールを出す際は、最低限そのブログの記事を2つくらい読んで、それについて言及しつつ、が良いでしょう。
効率は落ちますが、画一的なメールをもらっても紹介しようというモチベーションにはなりにくいです。

これについてはIDEA*IDEAさんの以下の記事が詳しいです。
ブロガー向けプレスリリースの送り方(百式の場合) | IDEA*IDEA

また、日本と違い中国のアルファブロガーでめちゃくちゃアクセスがあるブログでも、記事広告を書いてくれるところもあるので
(いわゆるステマです)、そこで書いてもらったりしても効果がめちゃくちゃあったりします。

2, 英語だけでは不十分。インタフェースの多言語化。

次に恐らく効果があったのが、インタフェースの多言語化です。
Lang-8は最初から、日本語、英語、中国語(簡体字繁体字)のインタフェースを用意してスタートしたのですが、
途中で一気に15言語まで増やしました。
現在も月1言語くらいのペースで増やしています。

英語だけあれば十分な気がしますが、確かに読めはするかもしれませんが、やはり母語で書いてあると「自分達もターゲットにしてくれているサービス」という感じがして親近感がわきます。

偶然かもしれませんが、Lang-8はロシア語インタフェースを追加した後に、ロシアの大きなポータルサイトに取り上げられて、そこから一気にロシア人ユーザーさんが増えました。
(これは3年以上前の話ですが、何故か最近もロシア人ユーザーさんの登録が一番多いです。)

また、普段ユーザーサポートをしていると、中国、韓国、台湾のユーザーさんは日本のユーザーさんと同じように、英語インタフェースだと敬遠したり、読めなかったりするので、各言語対応が大事です。

ただ、翻訳しても翻訳が変だと怪しさが増すので、注意が必要です。無いよりマシですが。
Lang-8も怪しい翻訳になってるので、徐々に改善していきたいです。。

今だとソーシャル翻訳サービスで素早く安く翻訳できたりします。
Conyac
Gengo

3, 海外のイベントでプレゼン

これは大きな実績はないので、僕の予測です。
2009年頃、そろそろ日本での宣伝もしようと思って、ベンチャー向けのプレゼンイベントに参加したら、
そこにはメディアやブロガーの方が沢山いらしていて、一気に取り上げてくれるのでとても効率が良いと感じました。
実感値としては、
プレゼンイベント→メディア、ブログ→アーリーアダプターやアーリーマジョリティがTwitterやブログで口コミ→雑誌・TV
といった流れで紹介されたと思います。

恐らく海外でも同じ流れなので、積極的に海外でプレゼンをしていきたいと思います。
(と思って3年くらい経ちました。。)

この際重要なのが、いくらネットがグローバルとはいえ、メディアやアルファブロガーに取り上げられるのはローカルな要素が非常に強いという点です。
具体的には、プレゼンイベントや懇親会で、そういったメディアの方々と話し、サービスが面白そうだと思ってもらえて取り上げもらえるという流れになります。
これをメールだけでやるとかなりハンデがあります。

そういう意味で、アメリカで取り上げられて話題になれば世界中のメディアが翻訳してくれるので、アメリカの地の利は大きいと思います。



といった感じで、かなり地道な方法でLang-8は語学学習に興味のあるユーザーさんをじわじわ増やしてきました。
だいぶ前から宣伝まで手が回っていないので、ここ3年間は口コミだけで増えていますが、今後は積極的にまた宣伝していきたいです。
Lang-8では一緒に働く仲間を募集しています!
詳しくはこちら。


おまけ: 世界一周する友達にTシャツをプレゼントして宣伝してきてもらう。

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https://twitter.com/mohideki
たぶん、彼の宣伝で5人くらいは増えました。
Lang-8のTシャツあげとけば良かった。。

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