世界最高の語学学習サービスを作る

世界最高の語学学習サービスを作るまでの道のりとダイエットの道のりを綴ります。

無料でLean Analyticsを勉強できるオンライン教材3選

Lean Analyticsの本を買ったんですが読むのに時間がかかりすぎるので、もっと分かりやすい情報はないか、と調べていました。
そのメモ。教材...!?


Udemyの動画がかなり分かりやすいです。
一番オススメ
Lean Analytics Workshop - Alistair Croll and Ben Yoskovitz https://www.udemy.com/lean-analytics-workshop-alistair-croll-and-ben-yoskovitz/



Youtube版はUdemyより少し短い。個人的にはUdemy版の方が分かりやすいです。



SlideShareにもあります。



原著はこちら(早く邦訳版出て欲しい)

Lean Analytics: Use Data to Build a Better Startup Faster (Lean Series)Lean Analytics: Use Data to Build a Better Startup Faster (Lean Series)
Alistair Croll Benjamin Yoskovitz

Oreilly & Associates Inc 2013-03-18
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今後少しずつ要約をブログに上げていこうと思います。

Twitterアカウントを消しました。

酔って愉快なTweetをすることが多くなってきたので(しかも朝には覚えていない)、経営者として如何なものかとなり、Twitterアカウント(@yang8)を消しました。
(ここ数ヶ月はそこまで変なことは呟いてないです。)


2007年から使っていたアカウントなので、結構思い入れはありますが、自業自得なのでしょうがないです。

Twitter再開したら、前回のフォロワー数を軽く超えるくらいには、サービスを大きくしていきたいです。
再開条件は酷く酔うまで飲まないようになれば、というのを自分の中で考えています。

それにしてもTwiterのない生活はもはや考えられないので、体の半分持ってかれた気分です。
発信用ではなく情報収集用のアカウントを今後使います。

ダイエット目標

ダイエットブログなのに全然ダイエットのこと書いていませんでした。

このブログを書いてる時点で81kgあるんですが、2013年10月末までに70kgまで落とします。

ダイエットの仕方はレコーディングダイエットとジムです。

経営者だったらちゃんと数値達成しないと駄目ですからね。

解決したい問題

自分達が事業をやる上で解決したい問題は、

使える外国語が身につかない

という問題です。
では、何で身につかないのかというと、やはり

アウトプットが足りない
のが大きな要素かな、と思います。

外国語に限らず全般的に言えることですが、インプットしているだけでは出来た気にはなりますが、いざ使わないと行けない段階になると全く出て来ません。

アウトプットしようとして、これどう言うんだったっけ?って感じて、そこから答えを教えてもらうとかなり記憶に定着します。
アウトプットが必要ない段階でインプットするよりも遥かに身に付きます。

というわけで、一つ提供したいこととして、アウトプットの機会を増やすというのがあります。

しかし、アウトプットしてるだけでフィードバックがなければ、上達はしません。
やはり外国語の場合はネイティブからのフィードバックが大事だと考えます。

2つ目に提供したいものとしては、ネイティブからのフィードバックです。

この2つを軸に世界一の語学学習サービスを作りたいと思っています。

以上、成田空港でビール飲みながら書いてみました。

2012年最も感動したWebサービスと本

Twitterで呟きまくっていますが、2012年最も感動したWebサービスはcode schoolです。
takehiro0740君に教えてもらったのが知ったキッカケです。

code schoolは何かというと、プログラミング学習サイトです。
このサービスの素晴らしい点は、フィードバックがある、というところです。


とても分かり易い動画で、プログラミングを学べる点が非常に良いのはもちろん、学んだことをその場で試すことが出来る点が感動です。
課題が与えられて、実際にWeb画面にプログラムを書くことが出来、ほぼ現実の環境と同じエラー文が返ってきます(1つずつ実際に確認したわけではなくて、感覚としてそんな感じがします。)
もちろんリアルタイムで。

この、フィードバックが得られる部分にとても感動しました。
これぞ革命だと思いましたね、オンライン学習の。
これなら一人でもどんどん勉強できます。

個人的な考えとして、学習は実際にアウトプットしてフィードバックを得ないと身に付かないと思っています。
インプットだけでは中々身に付かないし、アウトプットしてもフィードバックが無いと上達しません。
僕がLang-8をやっている理由も同じ考えからです。

code schoolはプログラミングだけでなくて、通常の学校の教科にも応用できる気がします。
特に数学だと、複数の解法にもそのまま対応できそうです。

code schoolの学校版があれば、かなり勉強の環境が変わるんではないかと思います。


ちなみに、2012年最も感動した本は以下です。
これ読んだら、自分が直面してることは困難でも何でもないと思えてきます。
かなりオススメです。

海賊とよばれた男 上
海賊とよばれた男 上百田 尚樹

講談社 2012-07-12
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登録ユーザーのうち7割が海外から~Lang-8の集客方法~

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(図は2012年8月度ののGoogle Analyticsのキャプチャ)


現在Lang-8は月間200以上の国と地域(Google Analyticsより)からアクセスされており、
登録ユーザーさんの7割が日本人以外(正確には日本語ネィティブ以外)から構成されています。

今日は如何にしてLang-8が海外からのユーザーさんを増やしてきたか、について書きたいと思います。
色々試してきたのですが、その中で比較的効果の良かったものを。

ちなみに、ここ2,3年は宣伝をする余裕がなく、内容は古いものだったりするかもしれません。
現在も使えるものもある程度あると思いますが。

前提~サービスの事情に合った戦略~

Lang-8は相互学習なので、相手がいないと成り立ちません。
そこで、サービス立ち上げ当時は以下のことを考えていました。
「会社が日本にあるので日本人のユーザーさんを増やすのは他の国と比較したら簡単だろうから、まずは海外のユーザーさんを増やさないと。」

そこで日本では出来るだけ露出しないようにして、その間出来るだけ海外のユーザーさんを増やすことにしました。

また、まずは軸を作ることが大事なので、海外から日本語を学習しているユーザーさんを集めることにしました。
そうすると日本語-英語、日本語-中国語といったLanguage Exchangeの軸が出来ます。
日本での宣伝は気合で何とかなるかなと。

1, 日本のことを英語で紹介しているブログに取り上げてもらう。

まず、日本のことを英語で紹介しているブログを探します。
そのブログの読者は英語ネィティブで日本に関心がある人達で、その人達の中には日本語を勉強したい人もいるだろう、
という予測が立ちます。

これはターゲットに合わせて「中国のことをスペイン語で紹介しているブログ」等と置き換えて下さい。

さらにalexa.comなどを使って調べて、ある程度アクセスのあるブログをリストアップしていきます。
ブラウザのブックマークレットやアドオンで、簡単にそのブログのアクセスが分かるようにしておくと効率が良いです。

100件くらいリストアップをして、そのブログの著者の方に、
「こうこうこういうサービスを作っているのですが、良かったら取り上げてくれませんか?」
とメールを出していきます。
すると、中には取り上げてくださるブログがあって、そこから海外のユーザーさんが高いコンバージョン率で登録してくれました。

メールを出す際は、最低限そのブログの記事を2つくらい読んで、それについて言及しつつ、が良いでしょう。
効率は落ちますが、画一的なメールをもらっても紹介しようというモチベーションにはなりにくいです。

これについてはIDEA*IDEAさんの以下の記事が詳しいです。
ブロガー向けプレスリリースの送り方(百式の場合) | IDEA*IDEA

また、日本と違い中国のアルファブロガーでめちゃくちゃアクセスがあるブログでも、記事広告を書いてくれるところもあるので
(いわゆるステマです)、そこで書いてもらったりしても効果がめちゃくちゃあったりします。

2, 英語だけでは不十分。インタフェースの多言語化。

次に恐らく効果があったのが、インタフェースの多言語化です。
Lang-8は最初から、日本語、英語、中国語(簡体字繁体字)のインタフェースを用意してスタートしたのですが、
途中で一気に15言語まで増やしました。
現在も月1言語くらいのペースで増やしています。

英語だけあれば十分な気がしますが、確かに読めはするかもしれませんが、やはり母語で書いてあると「自分達もターゲットにしてくれているサービス」という感じがして親近感がわきます。

偶然かもしれませんが、Lang-8はロシア語インタフェースを追加した後に、ロシアの大きなポータルサイトに取り上げられて、そこから一気にロシア人ユーザーさんが増えました。
(これは3年以上前の話ですが、何故か最近もロシア人ユーザーさんの登録が一番多いです。)

また、普段ユーザーサポートをしていると、中国、韓国、台湾のユーザーさんは日本のユーザーさんと同じように、英語インタフェースだと敬遠したり、読めなかったりするので、各言語対応が大事です。

ただ、翻訳しても翻訳が変だと怪しさが増すので、注意が必要です。無いよりマシですが。
Lang-8も怪しい翻訳になってるので、徐々に改善していきたいです。。

今だとソーシャル翻訳サービスで素早く安く翻訳できたりします。
Conyac
Gengo

3, 海外のイベントでプレゼン

これは大きな実績はないので、僕の予測です。
2009年頃、そろそろ日本での宣伝もしようと思って、ベンチャー向けのプレゼンイベントに参加したら、
そこにはメディアやブロガーの方が沢山いらしていて、一気に取り上げてくれるのでとても効率が良いと感じました。
実感値としては、
プレゼンイベント→メディア、ブログ→アーリーアダプターやアーリーマジョリティがTwitterやブログで口コミ→雑誌・TV
といった流れで紹介されたと思います。

恐らく海外でも同じ流れなので、積極的に海外でプレゼンをしていきたいと思います。
(と思って3年くらい経ちました。。)

この際重要なのが、いくらネットがグローバルとはいえ、メディアやアルファブロガーに取り上げられるのはローカルな要素が非常に強いという点です。
具体的には、プレゼンイベントや懇親会で、そういったメディアの方々と話し、サービスが面白そうだと思ってもらえて取り上げもらえるという流れになります。
これをメールだけでやるとかなりハンデがあります。

そういう意味で、アメリカで取り上げられて話題になれば世界中のメディアが翻訳してくれるので、アメリカの地の利は大きいと思います。



といった感じで、かなり地道な方法でLang-8は語学学習に興味のあるユーザーさんをじわじわ増やしてきました。
だいぶ前から宣伝まで手が回っていないので、ここ3年間は口コミだけで増えていますが、今後は積極的にまた宣伝していきたいです。
Lang-8では一緒に働く仲間を募集しています!
詳しくはこちら。


おまけ: 世界一周する友達にTシャツをプレゼントして宣伝してきてもらう。

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https://twitter.com/mohideki
たぶん、彼の宣伝で5人くらいは増えました。
Lang-8のTシャツあげとけば良かった。。

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いつまで経っても英語が話せるようにならない2つの理由

英語に限りませんが、僕が考える"外国語がいつまで経っても話せない理由"を書いていきたいと思います。

ちなみに僕は英語力ですが、お察しの通りです。

仮にも語学学習サービスの代表をやっていますからね。


英語の一つや二つは余裕で話せ、、、ません(`・ω・´)キリッ


では、なぜこのエントリを書くかといいますと、僕自身小さい時に日本に来てずっと言語習得のプロセスに興味があったのと、中国語は話せるのでそれの習得のプロセスの体験があるからです。

ちなみに以下の文は僕個人の経験からで、学術的根拠や客観的な根拠はありません。

では、足りない2つのものとは何でしょうか。

理由1:ネィティブから真似ていない

「ソーシャルラーニング入門」という本にも書いてあったのですが、人間の学習のプロセスは、真似るところから始まるようです。

実際に外国に行って、日常生活でネィティブがどの場面でどんなフレーズを使っているか、に繰り返し触れていくと自然と覚えていきます。

教科書だと読んだり聞いたりするだけで、しかも非現実的なやり取りだったりしてピンときません。
例:「あれは花ですか?いいえ馬です。」

やっぱり五感というものは大事で、その場にいて、そのシチュエーションで実際にネィティブが使っていくのを聞くと覚えやすいです。

また、そのシチュエーションがより現実的なもので、自分が良く遭遇するシチュエーションであればあるほど良いです。
自分がより頻繁に遭遇するであろうシチュエーションに関係するフレーズや表現から覚えていくのが、一番効率が良い気がします。


この辺りはLang-8も提供できていないので、今後はこういう環境も提供していきたいな、なんて思っています。

強いて言うなら、今は母語でも書いてみるという機能があり、例えば日本語を学習している英語ネィティブが、日本語で文章を書くついでに英語でも併記してくれます。
併記された英語を読むだけでも、かなり勉強になります。

ちなみに、このページで日本語学習者が書いたエントリが読めます。
その日の人気順です。
http://lang-8.com/hotentries?lang=2-1

理由2:アウトプット(&フィードバック)が少ない

これは外国語学習に限らず殆どのことに言えると思うのですが、インプットだけしてもアウトプットしないと、出来た気になるだけであまり身につきません。

勉強でも参考書眺めるだけでなく、実際に問題を解いて答え合わせして、初めて身につきます。
外国語学習も同じでアウトプットをしていないと、いざ話そうとすると、簡単なフレーズすら出て来なかったりします。

アウトプットの際に大事なのが"アウトプットせざるを得ない環境に身を置く"ことです。
そういう場になって初めて本気で「あれ、どう言うんだったけな?」と考えることが出来ます。
本気で考えると、例え分からなくても後で答えを調べると、非常に記憶に残りやすいです。
例えば、実際に海外で買い物する時などは、”アウトプットせざるを得ない環境”なので必死に考えます。

アウトプットとセットで大事なのが、フィードバックです。
フィードバックは必ずしもプロの先生でなくても良くて、例えば海外で買い物する時に、
言ったことがお店の人に伝わっていなかった場合なども立派なフィードバックです。
「ああ、こういう表現or 発音だと伝わらないんだな。」
というのが分かります。
これは教科書を一人で読んでても気付くことは難しいです。

ちなみに僕はアメリカ出張時にスタバで
「Ice coffee, tall」
と注文して、
「Two ice coffee」
が出てきたことがあります。

違うと説明する力もなくて、泣きながら冬空のしたアイスコーヒー2つを飲んだのは良い思い出です。
http://ow.ly/i/4Gwh

これも実際に注文するまでは、自分の発音がここまで通じないものだとは気付きません。
(僕の英語力がヘボすぎるというのは分かっているので、そこは突っ込まないで下さい。)



Lang-8で外国語の文章を書くのは大変ですが、あえてそういう形態を取っているのは、言語学習におけるアウトプットの場が少ないから、そしてアウトプットすることが上達に繋がるから、だと感じているからです。(現在は文章しかカバーできていませんが、それは会話よりも細かい点をじっくり直してもらえるからです。参考:Lang-8が解決する問題)



という感じで、ざっくり思うことを書いてみました。
上記のことは「海外行かないと無理やん!」となると思いますが、今後こういうソリューションを提供するサービスは増えていくと思いますし(Lang-8含めて)、
意識しておくだけでも大分違ってくるかな、と思います。




「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命
「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命トニー・ビンガム マーシャ・コナー ダニエル・ピンク(序文)

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