登録ユーザーのうち7割が海外から~Lang-8の集客方法~
(図は2012年8月度ののGoogle Analyticsのキャプチャ)
現在Lang-8は月間200以上の国と地域(Google Analyticsより)からアクセスされており、
登録ユーザーさんの7割が日本人以外(正確には日本語ネィティブ以外)から構成されています。
今日は如何にしてLang-8が海外からのユーザーさんを増やしてきたか、について書きたいと思います。
色々試してきたのですが、その中で比較的効果の良かったものを。
ちなみに、ここ2,3年は宣伝をする余裕がなく、内容は古いものだったりするかもしれません。
現在も使えるものもある程度あると思いますが。
前提~サービスの事情に合った戦略~
Lang-8は相互学習なので、相手がいないと成り立ちません。
そこで、サービス立ち上げ当時は以下のことを考えていました。
「会社が日本にあるので日本人のユーザーさんを増やすのは他の国と比較したら簡単だろうから、まずは海外のユーザーさんを増やさないと。」
そこで日本では出来るだけ露出しないようにして、その間出来るだけ海外のユーザーさんを増やすことにしました。
また、まずは軸を作ることが大事なので、海外から日本語を学習しているユーザーさんを集めることにしました。
そうすると日本語-英語、日本語-中国語といったLanguage Exchangeの軸が出来ます。
日本での宣伝は気合で何とかなるかなと。
1, 日本のことを英語で紹介しているブログに取り上げてもらう。
まず、日本のことを英語で紹介しているブログを探します。
そのブログの読者は英語ネィティブで日本に関心がある人達で、その人達の中には日本語を勉強したい人もいるだろう、
という予測が立ちます。
これはターゲットに合わせて「中国のことをスペイン語で紹介しているブログ」等と置き換えて下さい。
さらにalexa.comなどを使って調べて、ある程度アクセスのあるブログをリストアップしていきます。
ブラウザのブックマークレットやアドオンで、簡単にそのブログのアクセスが分かるようにしておくと効率が良いです。
100件くらいリストアップをして、そのブログの著者の方に、
「こうこうこういうサービスを作っているのですが、良かったら取り上げてくれませんか?」
とメールを出していきます。
すると、中には取り上げてくださるブログがあって、そこから海外のユーザーさんが高いコンバージョン率で登録してくれました。
メールを出す際は、最低限そのブログの記事を2つくらい読んで、それについて言及しつつ、が良いでしょう。
効率は落ちますが、画一的なメールをもらっても紹介しようというモチベーションにはなりにくいです。
これについてはIDEA*IDEAさんの以下の記事が詳しいです。
ブロガー向けプレスリリースの送り方(百式の場合) | IDEA*IDEA
また、日本と違い中国のアルファブロガーでめちゃくちゃアクセスがあるブログでも、記事広告を書いてくれるところもあるので
(いわゆるステマです)、そこで書いてもらったりしても効果がめちゃくちゃあったりします。
2, 英語だけでは不十分。インタフェースの多言語化。
次に恐らく効果があったのが、インタフェースの多言語化です。
Lang-8は最初から、日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)のインタフェースを用意してスタートしたのですが、
途中で一気に15言語まで増やしました。
現在も月1言語くらいのペースで増やしています。
英語だけあれば十分な気がしますが、確かに読めはするかもしれませんが、やはり母語で書いてあると「自分達もターゲットにしてくれているサービス」という感じがして親近感がわきます。
偶然かもしれませんが、Lang-8はロシア語インタフェースを追加した後に、ロシアの大きなポータルサイトに取り上げられて、そこから一気にロシア人ユーザーさんが増えました。
(これは3年以上前の話ですが、何故か最近もロシア人ユーザーさんの登録が一番多いです。)
また、普段ユーザーサポートをしていると、中国、韓国、台湾のユーザーさんは日本のユーザーさんと同じように、英語インタフェースだと敬遠したり、読めなかったりするので、各言語対応が大事です。
ただ、翻訳しても翻訳が変だと怪しさが増すので、注意が必要です。無いよりマシですが。
Lang-8も怪しい翻訳になってるので、徐々に改善していきたいです。。
3, 海外のイベントでプレゼン
これは大きな実績はないので、僕の予測です。
2009年頃、そろそろ日本での宣伝もしようと思って、ベンチャー向けのプレゼンイベントに参加したら、
そこにはメディアやブロガーの方が沢山いらしていて、一気に取り上げてくれるのでとても効率が良いと感じました。
実感値としては、
プレゼンイベント→メディア、ブログ→アーリーアダプターやアーリーマジョリティがTwitterやブログで口コミ→雑誌・TV
といった流れで紹介されたと思います。
恐らく海外でも同じ流れなので、積極的に海外でプレゼンをしていきたいと思います。
(と思って3年くらい経ちました。。)
この際重要なのが、いくらネットがグローバルとはいえ、メディアやアルファブロガーに取り上げられるのはローカルな要素が非常に強いという点です。
具体的には、プレゼンイベントや懇親会で、そういったメディアの方々と話し、サービスが面白そうだと思ってもらえて取り上げもらえるという流れになります。
これをメールだけでやるとかなりハンデがあります。
そういう意味で、アメリカで取り上げられて話題になれば世界中のメディアが翻訳してくれるので、アメリカの地の利は大きいと思います。
といった感じで、かなり地道な方法でLang-8は語学学習に興味のあるユーザーさんをじわじわ増やしてきました。
だいぶ前から宣伝まで手が回っていないので、ここ3年間は口コミだけで増えていますが、今後は積極的にまた宣伝していきたいです。
Lang-8では一緒に働く仲間を募集しています!
詳しくはこちら。
おまけ: 世界一周する友達にTシャツをプレゼントして宣伝してきてもらう。
https://twitter.com/mohideki
たぶん、彼の宣伝で5人くらいは増えました。
Lang-8のTシャツあげとけば良かった。。
いつまで経っても英語が話せるようにならない2つの理由
英語に限りませんが、僕が考える"外国語がいつまで経っても話せない理由"を書いていきたいと思います。
ちなみに僕は英語力ですが、お察しの通りです。
仮にも語学学習サービスの代表をやっていますからね。
英語の一つや二つは余裕で話せ、、、ません(`・ω・´)キリッ
では、なぜこのエントリを書くかといいますと、僕自身小さい時に日本に来てずっと言語習得のプロセスに興味があったのと、中国語は話せるのでそれの習得のプロセスの体験があるからです。
ちなみに以下の文は僕個人の経験からで、学術的根拠や客観的な根拠はありません。
では、足りない2つのものとは何でしょうか。
理由1:ネィティブから真似ていない
「ソーシャルラーニング入門」という本にも書いてあったのですが、人間の学習のプロセスは、真似るところから始まるようです。
実際に外国に行って、日常生活でネィティブがどの場面でどんなフレーズを使っているか、に繰り返し触れていくと自然と覚えていきます。
教科書だと読んだり聞いたりするだけで、しかも非現実的なやり取りだったりしてピンときません。
例:「あれは花ですか?いいえ馬です。」
やっぱり五感というものは大事で、その場にいて、そのシチュエーションで実際にネィティブが使っていくのを聞くと覚えやすいです。
また、そのシチュエーションがより現実的なもので、自分が良く遭遇するシチュエーションであればあるほど良いです。
自分がより頻繁に遭遇するであろうシチュエーションに関係するフレーズや表現から覚えていくのが、一番効率が良い気がします。
この辺りはLang-8も提供できていないので、今後はこういう環境も提供していきたいな、なんて思っています。
強いて言うなら、今は母語でも書いてみるという機能があり、例えば日本語を学習している英語ネィティブが、日本語で文章を書くついでに英語でも併記してくれます。
併記された英語を読むだけでも、かなり勉強になります。
ちなみに、このページで日本語学習者が書いたエントリが読めます。
その日の人気順です。
http://lang-8.com/hotentries?lang=2-1
理由2:アウトプット(&フィードバック)が少ない
これは外国語学習に限らず殆どのことに言えると思うのですが、インプットだけしてもアウトプットしないと、出来た気になるだけであまり身につきません。
勉強でも参考書眺めるだけでなく、実際に問題を解いて答え合わせして、初めて身につきます。
外国語学習も同じでアウトプットをしていないと、いざ話そうとすると、簡単なフレーズすら出て来なかったりします。
アウトプットの際に大事なのが"アウトプットせざるを得ない環境に身を置く"ことです。
そういう場になって初めて本気で「あれ、どう言うんだったけな?」と考えることが出来ます。
本気で考えると、例え分からなくても後で答えを調べると、非常に記憶に残りやすいです。
例えば、実際に海外で買い物する時などは、”アウトプットせざるを得ない環境”なので必死に考えます。
アウトプットとセットで大事なのが、フィードバックです。
フィードバックは必ずしもプロの先生でなくても良くて、例えば海外で買い物する時に、
言ったことがお店の人に伝わっていなかった場合なども立派なフィードバックです。
「ああ、こういう表現or 発音だと伝わらないんだな。」
というのが分かります。
これは教科書を一人で読んでても気付くことは難しいです。
ちなみに僕はアメリカ出張時にスタバで
「Ice coffee, tall」
と注文して、
「Two ice coffee」
が出てきたことがあります。
違うと説明する力もなくて、泣きながら冬空のしたアイスコーヒー2つを飲んだのは良い思い出です。
http://ow.ly/i/4Gwh
これも実際に注文するまでは、自分の発音がここまで通じないものだとは気付きません。
(僕の英語力がヘボすぎるというのは分かっているので、そこは突っ込まないで下さい。)
Likeボタンつけます。RT
— Naoki Yamada / 山田 尚貴 (@naokey) October 18, 2010@umikujira: facebookのlikeがあればを押したいです笑RT@naokey: なぜかアイスコーヒーを間違って2つ注文してしまった@yang8http://ow.ly/i/4Gwh なんでやねん(笑)
Lang-8で外国語の文章を書くのは大変ですが、あえてそういう形態を取っているのは、言語学習におけるアウトプットの場が少ないから、そしてアウトプットすることが上達に繋がるから、だと感じているからです。(現在は文章しかカバーできていませんが、それは会話よりも細かい点をじっくり直してもらえるからです。参考:Lang-8が解決する問題)
という感じで、ざっくり思うことを書いてみました。
上記のことは「海外行かないと無理やん!」となると思いますが、今後こういうソリューションを提供するサービスは増えていくと思いますし(Lang-8含めて)、
意識しておくだけでも大分違ってくるかな、と思います。
「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命 | |
トニー・ビンガム マーシャ・コナー ダニエル・ピンク(序文) 日経BP社 2012-01-06 売り上げランキング : 40325 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
非常によく聞かれる質問:ソーシャル翻訳との違い
初めて2日連続ではてなブログを書きます...!
今まで50回以上聞かれた質問があるので、ここで記事化しておこうかと思いました。
Q:Lang-8はソーシャル翻訳とはどう違うの?
ソーシャル翻訳といえば、
コニャックさん
Gengoさん
といったサービスが有名ですね。
両者ともとてもお世話になっております。
(コニャックを運営している会社の社長さんも「Lang-8とどう違うの?」とよく聞かれて困っていると仰っていましたw)
そこで、Lang-8とはどう違うか、ですが以下が僕の解釈です。
(ソーシャル翻訳に対する解釈が間違っていたらすみません、あくまで僕の観点です。)
Lang-8について
Lang-8の対象ユーザー
外国語を勉強している人
海外の人とコミュニケーションしたい人
Lang-8の利用目的
語学学習、つまり自分のスキルアップ
Lang-8に投稿する文章
自力で書いた外国語の文章。
それをネィティブに添削してもらう。
フィードバックをくれる人は
添削をしてくれる。
彼らも何らかの言語を勉強をしていて、自分の添削して欲しいから添削してあげる。
または、喜んで貰えるのが嬉しくて添削する人も多くいます。
ソーシャル翻訳について
対象ユーザー
何らかの文章を翻訳して欲しい人。必ずしも外国語を勉強しているとは限らない。
また、翻訳を行なってお金を得たい翻訳者。
利用目的
依頼者は、文章を翻訳をしてほしい。語学学習が目的ではない。
ツールとしての利用がメイン。
投稿する文章
自力で外国語にした文章ではなく、もともとある文の丸投げ。
それを翻訳者に翻訳してもらう。
フィードバックをくれる人は
翻訳者が翻訳してくれる。
翻訳する理由は報酬がもらえるからであったり、スキルアップのためだったり。
料金
翻訳を依頼すると通常一文字いくら、といったお金がかかる。
翻訳者は翻訳するとお金がもらえる。
以上、僕の中では目的が全然違うサービスだと認識しています。
ソーシャル翻訳は本当に便利なサービスなので皆さん是非使ってみて下さい!
弊社でもちょくちょく利用させて頂いております。
Lang-8が解決する問題
もっとブログで情報発信していかないとな、と思い久しぶりにブログを書きます。
良く事業について考える時に、「ソリューションではなく解決すべき問題」にフォーカスしろ、といいます。
参考:Your SOLUTION is Not My PROBLEM
今日はLang-8が解決する問題について。
生い立ち
Lang-8の発想は僕個人の体験から来ているので、まずは僕の生い立ちから。
僕は中国人で、4歳の時から日本にいます。
幸いなことに家では中国語で話していたおかげで、4歳レベルの中国語を忘れずに成長しました。
この点に関して、両親にとても感謝しています。
でも、家庭内で使う単語に限られていたので、語彙力も表現力も乏しいものでした。
そこで大学時代に一年間上海に留学しました。
(ちょうど大学にも飽きてきた時で気分転換に)
Language Exchangeについて
良く留学生とかがやっているのですが、LanguageExchangeという勉強方法があります。
これば、「自分の母語について教えてあげるから、代わりにあなたの母語について教えて下さい。」
という学習方法で、お互い教えあうので無料ですし、とても勉強になります。
僕も留学先でLanguage Exchangeを行なっていたのですが、いくつかの問題点があります。
問題点1: Language Exchangeの相手が見つからない。
留学している時ならまだいいのですが、日本に戻って来てから相手を見つけるのが非常に難しいです。
問題点2:長続きしない。
これは非常によくありがちなのですが、「今日からお互い頑張って勉強しよう!」と盛り上がっても、しばらくすると
「ごめん、今日ちょっと用事があって」、「ごめん、今日ドラクエの発売日だから」
といったように、お互いの都合が合わなかったり、熱意が冷めてきたりして長続きしません。
そもそもLanguage Exchangeは1:1なので、相手の都合がつかなかったら何も出来ません。
問題点3:喋っているだけでは間違いを直してもらえない。
これはLanguage Exchangeの問題と言うよりは留学や海外の人と話している時の問題です。
通常、海外の人と話しているとそれだけで上達しそうですが(もちろん上達します。)
ただ、自分の間違いは意外といつまで経っても直してもらえません。
これは会話の目的がコミュニケーションにあるためです。
会話している者同士では話している中身が大事なので、
表現が変でも間違っていても意味が通じれば良いのです。
なので、自分の間違いやニュアンスのおかしな所は直してもらえません。
これは日本語がそこまで流暢ではない両親を小さい時から見てきていたので、自分の中国語もそうだろうな、と予測していました。
両親は日本に20年以上住んでますが、それでもよくある間違いは誰も指摘してくれないので、そのままです。
僕も会話ではコミュニケーションがメインなのでいちいち指摘して来ませんでした。
問題3を解決する添削
中国語の勉強のために僕は毎日Wordに中国語で日記を書いていました。(当時ネットに全く詳しくなかったので、ブログの存在を知らなかった。)
ある程度溜まった時点で、中国人の友達に添削してもらっていました。
すると、会話とは異なり、細かいニュアンスの違いや、もっと自然な表現などをどんどん直してもらえます。
これはとても大事なことで、例え現地に20数年住んでても直してもらえない部分を直してもらえます。
また、文章を直してもらうと自分が話す時にも大きく活きて来ます。
会話にはないメリットが作文・添削にはあります。
問題1~2を解決するのがネット
ネットは地理的時間的制約がありません。
家にいながらにして地球の裏側の人とLanguage Exchangeが出来ます。
これで問題1は解決です。
また、問題2の「長続きしない」も、Lang-8では1対1ではなく複数人対複数人で添削する形式なので、時間のある人が時間のある時にやれば良くてこの問題も解決します。
Lang-8が目指すのはオンラインのLanguage Exchangeのプラットフォーム
僕自身の体験から、外国語(に限りませんが)はアウトプットしてフィードバックを得ないと身につかないと思っています。
そのためにアウトプットして、ネィティブから添削してもらうのが大事です。
さらに、教科書や先生から学ぶのも大事なのですが、それだけでは不十分で、実践学んでこそ実際に身につきます。
教科書的な表現はなかなか頭に入らないけど、実際に海外の友達が使っている表現を聞いたらスッと頭に入ってきた、ということは多々あります。
また、教科書や先生から学んだことが、実際にどんな風に使われているかを確認できるのは、ネィティブとのコミュニケーションの実践以外にありません。(あったらすみません。後でこっそり教えて下さい)
どちらかだけではなく、バランス良く勉強するのが大事ですよね。
以上のように、僕個人の小さい時からの疑問と留学時の体験から生まれたのがLang-8でした。
Lang-8はオンラインの世界最大のLanguage Exchangeのプラットフォームを目指します!
一緒にLang-8を作っていく仲間募集中です!
この記事のテーマについてはもっと上手く説明できる余地があるので、また新しい記事で書きなおすかもしれません。
会社設立5周年
5年経ちました
2012年6月29日を持ちまして株式会社Lang-8を設立してから5年が経ちました。
まさか5年経ってもこの程度の人数(現時点で僕を含めて2人)でやっているとは起業時には夢にも思わなかったのです(笑
何が変わったのか
5年経って変わったことは、
・ユーザーさんが40万人以上ついて下さっていること
・日本の語学学習業界での若干の知名度
・キャッシュフローがギリギリ回っていること
(これは大きくて、キャッシュフローが回っていないと、資金調達、受託、サービスでの売上、借入、とどれを選択するか限られた時間で判断せねばならず、しかもそれがうまくいく保証は無いので、常に複数の可能性を並行して進めないと行けません。)
・僕個人の成長
4年くらい経ってやっと、サービスと会社をどう進めていけば良いか目の前が開けたように思います。
何より覚悟がついたというか、腹を決めた時に人間って成長するんだなと思いました。
漠然としててすみません。
あと、諦めないという点に関しては多少実績と自信ができたかなと。
5年経ってやっと、何度でも挑戦できる環境になったと思います。
これってかなり大事だなと思います。
カッコ悪くても惨めでもサバイブして、挑戦するのが大切だと。
次は
と、ベンチャーやってて5年でこの程度のレベルだと、本当に全く話になりません。
重々承知しております。
色々と紆余曲折があったのですが、無駄に過ごしてきたわけではなく、全て先に進むための準備に費やしてきました。
ここ2年間は、僕なりに駄目だった点を分析して、それを改善するためにずっとやってきました。
そしてやっと、何度でも挑戦できる環境が整ったと思います。
色んな所で書いてますが、今年創業したくらいのつもりで情熱を持ってやっています。
今年はやってやります。
5周年飲み会
会社設立5周年の日に、京都のIT企業の方々に来て頂いて飲み会をしました。
ご参加頂いた皆様、有難うございました!
お礼
基本的に僕は卑しい人間なので、調子に乗ってAmazonでWishlistを公開してみたのですが(初体験です)
Lang-8設立五周年に乗じて何か下さいリスト
有難いことに、多くの方から応援物資が送られて来ました。
この場を借りてお礼申し上げます。
送って下さったなかで且つ個人的な知り合いの方は
@kony_tさん
@kai4denさん
@kondonatorさん
@m4iさん
有難うございました!
(*抜けている方がいたらすみません。)
写真に写っている赤い物は、知り合いが送ってきたのですが、使ってしまうと何か大事なものを失いそうなので、用途を考え中です。
またwish listとは別に、同じ建物に入居されている、株式会社クオーク様にはシャレオツなワインを、ラングリッチのエンジニアのMさんには世界のビールを頂きました。
有難うございます。
追記
@tomohi_ro さん
@kazzwatabe さん
からもお祝いが届きました。
有難うございました!
とにかく諦めない
自分でいうのもなんですが、僕は不屈の精神力を持ってるので成功するまで諦めないんじゃないかな、と思います。
今まで上手く行かなかった原因はほぼ解決したので、今年は違うというのは適当に言っているわけではないです。
Lang-8の目標ユーザー数は一億人で、世界最高の語学学習サービスを目指して引き続き頑張って参ります。
先人達の貴重な言葉がギッシリの「カーネギー名言集」は超おすすめ
今まで読んだ本で最もオススメの一冊
僕は本を読むのが大好きなのですが(家賃よりも本代の方が高いです)、今の所人生で一番だと思っている本が「D・カーネギー名言集」です。
どれくらいこの本が気に入っているかというと、彼女にクリスマスプレゼントととしてあげてしまうくらい好きです。
もちろん引かれました。
カーネギーが集めた名言がギッシリ
これはデール・カーネギーの名言を集めたものではなく(ご本人のも含まれていますが)、彼が集めた名言集です。
本の構成はとてもシンプルで、1ページに、名言が1~4つほど載っていて、それが250ページくらい続きます。
このような構成のため、気軽に読めますし、どのページから読み始めても大丈夫です。
僕はいつも1〜2ページ読むだけで元気になります。
また、読む時の自分のレベルや状況によって響く言葉が異なるのも面白いです。
こんな名言が載ってます
本当に色々と名言があるのですが、適当にピックアップしてみます。
勇気とは、恐ろしくて半分死にそうになっている時でさえ、その場に必要な行動が取れる能力である
オーマー・ブラッドリー将軍
この言葉はにっちもさっちもいかなくなった時期に、とにかく前に進むことを1つずつやろう、と勇気をくれました。
最大の名誉は決して倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることである。
孔子
自分が恐怖を抱いている事柄を一覧表にして、無意味なものはないか調べて見ることだ。
率直な気持ちで調べれば、その大部分が取るに足らぬ恐怖であることが分かる。
デール・カーネギー
人間は常に時間が足りないとこぼしながら、まるで時間が無限にあるかのように、振る舞う。
セネカ
口論は誰にでも出来るゲームだが、双方とも決して勝てない奇妙なゲームだ。
ベンジャミン・フランクリン
どんな馬鹿でも、粗探しをしたり、難くせをつけたり、苦情をいったり出来る---そしてたいていの馬鹿がそれをやる。
ベンジャミン・フランクリン
気をつけたいですね。
”われわれは自分を評価する物指しを使って他人を評価しないことが、あまりにも多い。
トマス・ア・ケンピス
人の大望を鼻であしらう人間とは付き合わぬことだ。それが小人の常だから。しかし真の大人物に会うと、素晴らしいことに、こちらも大人物になれそうな気持にしてくれる。
マーク・トウェイン
周りを見てても、これは本当に実感します。
自分の偏見を組み立て直しているにすぎないのを、「思考」していると勘違いをしている者が、非常に多い。
ウィリアムズ・ジェームズ
自分の心のなかで信じていることをすればよろしい。
しても悪口を言われ、しなくても悪口を言われる。どちらにしても批判を逃れることはできない。
エリノア・ルーズヴェルト
先人の言葉は学びがいっぱい
こういう感じで名言がずーっと続きます。
先人の含蓄に富んだ言葉は人生を豊かにしてくれますよね。
(僕のクリスマスは豊かになりませんでしたが。)
しかも、お値段はたったの1,575円。
コスパは相当高いです。
個人的には30万円くらいでも買います、それくらいの価値があると思ってます。
最後にもう一つ
この世は興味あるもので満ち満ちている。こんな素晴らしい世界で、だらだらと人生を送るのは、もったいない。
デール・カーネギー
カーネギー名言集 新装版 | |
デール カーネギー ドロシー カーネギー 神島 康 D・カーネギー 創元社 2000-10 売り上げランキング : 41923 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちなみに、上記の僕のこのTweetを読んだ知り合いが、同じように彼女さんにカーネギー名言集をプレゼントしたところ、喜ばれたというを聞いたのがこのエントリを書いたキッカケです。
普段の行いの違いですかね。。
フィリピン英語留学が日本を変える、ネットサービスよりも先に
昨年の11月から6週間と今年の1月中旬から3月中旬までの2ヶ月間の
合計約3ヶ月間、にフィリピン英語留学に行って来ました。
行ってた先の学校はラングリッチさんです。
ラングリッチさんの感想を書こうと思ったのですが、もう少し全体的なことを書くことにしました。
*ステマじゃないですw
僕が感じる外国語を覚えるプロセス
僕個人の考え方として、外国語を話せるようになるには海外に住むのが一番の近道だと思っています。
僕も中国に一年間留学して中国語がそこそこ上達しました。
理由としては、外国語を覚えるプロセスは(外国語に限らないと思いますが)、以下のようなものだと思っているからです。
1, 使おうとする。
2, どう表現したらいいか分からなくなり、頭の中で?マークの空白が出来る。
3, 正しい答えを学ぶ or 知る。
4, 覚える。
というプロセスだと思っています。
(分かりにくい表現ですみません。)
特に2がとても大事で。
疑問が沸かないと、いくらテキストを読んだり聞いたりしても中々覚えられないからです。
例えば海外に行ってレストランでお会計を頼もうとして(上記プロセスの1)、何を言って良いか分からないとします(プロセス2)。
そして帰って辞書なりネットなりで調べて、「あ、こう言うのか」と知ります(プロセス3)。
すると、プロセス1,2で既に頭が答えを欲している状態になってるので、圧倒的に記憶に定着しやすくなります(プロセス4)。
(Lang-8も全く同じ発想で、自分で書こうとすると疑問が湧き、それを添削してもらうことによって記憶に定着します。)
これを日本でテキストを眺めててもプロセス1と2が抜けてるので、中々覚えられません。
(もちろんお会計の一言くらいは覚えられますが。)
では、留学の何が良いかというと、
プロセス1,2を実践出来るからです。
先生に対して自分の言いたいことを表現しようとした時、町で買い物しようとした時、等自分が言いたいことを言えない経験をする機会が沢山あります。
それがとても大事です。
3は日本にいても出来るのですが、どうしても1,2の機会があまりありません。
逆に言うと1,2のプロセスを体験できるなら日本にいても覚えられます。
さらに先生や現地の人達が喋ってるのを聞いているうちに、よく使う表現は繰り返し出てくるので、自然と覚えます。
上手く表現できないのですが、テキストではなくそのシチュエーションで生きた表現に触れると、覚えやすい気がします。
日本の英語教育で圧倒的に欠けてるスピーキングや会話を強化できる
(スピーキングと会話って若干被ってますね汗)
これも個人の経験ですが、そもそも日本ではスピーキングとか会話とかやる機会が殆ど皆無だった気がします。
それで話せるようになる方がおかしいのではと思っています。
当然、フィリピン留学に行くだけで英語が完璧になる訳ではないですが、今まで殆ど0だったところを少しでも前進させられる所に非常に大きな価値があると思っています。
下手でも話すことに苦手意識がなくなるだけでも意義があります。
この圧倒的に欠けている部分を体験出来るだけでも、留学には非常に大きな価値があると思っています。
何故フィリピンなのか
ずばり安いから。
大抵の学校は宿と食事とマンツーマンレッスンがついて1ヶ月10数万円で行けてしまいます。
もちろんそれでも誰でも気軽に行けるわけではないですし少なくない額です。
ただアメリカに留学するよりは圧倒的に安いですし、日本で英会話を学ぼうと思っても結構なお金がかかります。
低価格で留学が出来ることによって、より多くの人が利用できる様になるだけでも大きな意味があり革命だと感じています。
フィリピン留学が日本を変える日
フィリピンには留学に来てる韓国人の方が沢山います。
どこもかしこも韓国の人だらけです。
本当か知らないのですが、韓国人の大学生の30%がフィリピン留学をしていると聞きました。
(詳しい方いたら教えてくださると嬉しいです。)
もし日本でフィリピン留学がブームになれば(2,3年以内になる気がしてます。)、
英語に苦手意識を持つ人が減って、もっと海外に出る人が増えるんじゃないかなと思っています。
そうなればグローバルで戦える人が増えて日本も強くなる気がします。
(この辺の説明は大分はしょってますが、また機会があれば書きます。)
当然英語が出来ればそれで全て上手くいくわけではないですし(そこでやっとスタート地点)、もちろん出来ないとダメでもないです。
ただ、上述したように今まで0だったものが前に進むだけでも大きな価値がありますし、低価格化により多くの人が留学することによって大きく変わる可能性はあるのかなと思っています。
もし大学生の3割が留学するようなことになれば、ネットサービスより先に日本を変えることなるかもしれません。
(ネットで語学学習サービスを提供している僕が言うのも変ですがw)
以下はフィリピン英語留学をしてから世界一周をしている太田君の著書です。
これを読んで行った人も結構いました。
フィリピン「超」格安英語留学 太田英基 東洋経済新報社 2011-07-28 売り上げランキング : 1703 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちなみに僕達はLang-8で世界を変えます!